歩録 at 道後・上人坂 archive
Ho Ro Ku ー
Walking and its memories
at Shoninzaka, Dogo

「上人坂」は一遍上人の生家、宝厳寺の参道であることから 13 年前にその名が付けられました。
この坂は、昭和の中頃まで「ネオン坂」または「松ケ枝町」と呼ばれ、遊郭として栄えたところでもあります。
アーティストの古川友紀とダンス研究者の越智雄磨は、この坂にフォーカスを当てたリサーチ・プロジェクト「歩録 at 道後・上人坂」をしてきました。
歩行にまつわる芸術や四国遍路など領域を横断した「歩くこと」の探求を行いました。
展覧会「ひみつの散歩」
会期 2022年4月16日- 4月24日
会場 ひみつジャナイ基地
松山市道後湯月町2-41(上人坂)
4月17日 オープニングトーク+パフォーマンス実施










































オープニングトーク

パフォーマンス
坂という振付 ー 線 ー
Score
1. 坂の上から水を流す。流れる水の線と共に歩く。
2. 水の線が坂の下まで行き着いたら、その線の終わりをじっと待つ。
3. 坂が引いた線を辿る。その線に適うような歩調を保つ。
自分で歩かない。














photo:梶原望
古川友紀 FURUKAWA Yuki
ダンサー・散歩家。レジーヌ・ショピノ、佐久間新、Ensemble Sonne 等の舞台作品 に出演。個人の活動としては、歩くという素朴な行為のなかにある、運動の持続と 世界の受けとめ方に関心をもち「歩 録(ほろく)」と題した 映像、インスタレーション、 パフォーマンス作品を発表している。また、その時集った人たちと目的地を決めずに 歩き、その軌跡を一本の線で地図に描く「即興散歩 アルコテンポの会」、小石を携え て歩き、その街の記憶(災禍の語りなど)とつながるテキストを朗読したり、地形を 体の動きでな ぞったりする街歩き上演「おもいしワークショップ」も主宰している。 https://yukifurukawa.com
越智雄磨 OCHI Yuma
愛媛大学法文学部人文社会学科講師(芸術学)。早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館 招聘研究員。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、パリ 第 8 大学客員研究員等 を経て現職。専門はフランスを中心としたコンテン ポラリー・ダンスに関する歴史、 文化政策、美学研究。早稲田大学演劇博 物館においてコンテンポラリー・ダンスに 関する展示「Who Dance? 振付の アクチュアリティ」(2015-2016)のキュレーション を担当。編著に同展覧 会の図録『Who Dance? 振付のアクチュアリティ』、単著に『コンテンポラ リー・ダンスの現在― ノン・ダンス以後の地平』(2020)がある。
主催:歩録 at 道後・上人坂
共催:持続可能な道後温泉協議会
問い合せ:horoku8@gmail.com